Eマークって何?R44とR129の違いとチャイルドシートを選ぶ基準3つ

Eマークって何?R44とR129の違いとチャイルドシートを選ぶ基準3つ(Eマークがついている、R44かR129、チャイルドシートアセスメント)妊娠/出産
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「チャイルドシートは何に注意して選んだらいいの?」
「安全基準マークについて知りたい」

もしも安全なチャイルドシートを手に入れたいなら、Eマーク(安全基準マーク)を無視して買ってはいけません!

結論から言うと、次のたった3点を確認すれば最高の安全性が保障されます。

  1. Eマーク クリックで飛びます
  2. R44またはR129(i-Size)
  3. チャイルドシートアセスメント

世の中には危険な粗悪品もまぎれています。

確認はとても簡単です、しっかり安全性が高いチャイルドシートを選んでいきましょう。

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Eマークはチャイルドシートを選ぶ最低条件

まずはEマークについて、簡単に説明します。

Eマーク(安全基準マーク)とは?

リーマンロングフィット3チャイルドシートの安全基準マーク(Eマーク)

Eマークとは、チャイルドシート先進国・ヨーロッパの安全基準が満たされた証のことです。

このマークがなければ、国交省から販売の許可が下りません。

チャイルドシートの型式指定マーク、型式認定マークの表示例
参照:独立行政法人自動車事故対策機構

ちなみにEマークより以前は、日本独自の安全基準「自マーク」が使われていました。

2006年に世界と基準を合わせるためにEマークに統一されています。

Eマークに書かれている英数字の意味

リーマンロングフィット3の安全基準マーク マークの意味の説明(規則番号、種類、体重範囲、認可した国番号、認可番号)

シールに書かれている文字は、それぞれ↑のような意味があります。(Eマークの詳しい国番号については国番号対応表|国土交通省へ)

  • 店頭で売られているもの
  • 有名なメーカーもの

には、すべてEマークがついています。

ネット通販では未認証のものが売られていることがあるので、しっかりEマークを確認してから買いましょう!

今回Eマークで見るべき箇所は「規則番号」です。

次は、「規則番号(R44/R129)」について説明します。

規則番号によって安全基準が違う

チャイルドシート安全基準マーク(Eマーク)の規則番号 R44とR129

規則番号にはR44とR129の2種類があります。

R○○の前のアルファベットは、国連欧州経済委員会(United Nations Economic Commission for Europe)の略です。ECE R44やUN R129と表示されます。

R44/R129とは?

R44チャイルドシートに座る新生児

  • R44は、従来の安全規則を満たした旧規則。
  • R129は、ISOFIXをベースにした新規則。

R44もR129も、どちらもチャイルドシート先進国・ヨーロッパの安全基準を満たした証です。

どっちを使っても安全基準は満たされているので大丈夫です。

R44とR129の違い

それでは違いについて見ていきます。

R44R129(i-Size)
固定方法チャイルドシート安全基準 R44はISOFIX・シートベルトどちらも対応チャイルドシート安全基準 R129はISOFIXのみ対応
衝突試験チャイルドシート安全基準 R44では前後の衝突試験のみチャイルドシート安全基準 R129では前後の衝突試験に加えて側面衝突試験も追加
後ろ向き
装着期間
チャイルドシート安全基準 R44は後ろ向き装着期間が12か月ころまでチャイルドシート安全基準 R129は後ろ向き装着期間が12か月+3か月で15か月
移行基準チャイルドシート安全基準 R44では前向き取りつけ基準は体重9kgチャイルドシート安全基準 R129では前向き取りつけ基準は身長76cmかつ月齢15か月
ダミー人形計測センサーなし頭部・胸部・腹部
センサーあり

上記のように、R129のほうがより安全に使えるよう設定されています。

R129の特長は以下の4つです。

  • ISOFIX固定のみ。
  • 側面からの衝撃に強い。
  • 後ろ向き装着の期間が長い。
  • 身長基準で個人差が少ない。
  • センサー付きのダミー人形で安全性UP。
ちなみに「i-Size(アイサイズ)」はR129のことで、一番新しい安全基準です。

3歳~のジュニアシートには例外がある

R44とR129の違いの項目でR129=ISOFIXと説明しましたが、例外があります。

3~11歳で使えるジュニアシートは、本体と子どもをシートベルトで固定して使うものがほとんどで、R44の安全基準です。

そのため最新の区分では、下記等の検査に合格すればISOFIX固定でなくてもR129に認証されるようになりました。

  • 側面衝突試験クリア
  • 身長基準で表記

現在は「Joie アイ・トリロ(シェール)/カトージ」の1商品だけ例外です。

i-Size(アイサイズ)が向いているのは安全志向の人

新安全基準はi-Size(R129)

チャイルドシート i-Sizeのマーク

i-Size(R129)は2023年現在、もっとも安全性が高いチャイルドシートです。

現在、チャイルドシート売り場には旧安全基準のR44と新安全基準のR129がありますが、今後のスタンダードは間違いなくR129へ移行します。

日本ではまだ認知率が低く、どのメーカーも最上位機種に適応されていることがほとんどです。

予算と相談して選びましょう。

i-Sizeマークのついている車の座席とチャイルドシートは、適合確認せずにつけられます。装着できる席も一目でわかるので、とても便利なマークです。

チャイルドシートアセスメントも要チェック

実は安全基準マーク以外にも、国土交通省はチャイルドシートの安全性をテストしています。

それが、チャイルドシートアセスメントです。

自動車総合安全情報チャイルドシートアセスメント安全比較BOOK
自動車アセスメント| 自動車総合安全情報 – 国土交通省より引用

↓48種類ものチャイルドシートの中から、テスト結果が良い機種だけを厳選&紹介しています。参考にしてください。

>>【2023】新生児におすすめのチャイルドシート

>>【2023】1歳からおすすめのチャイルドシート

最後に|R44でも大丈夫だが、今後のスタンダードはR129

チャイルドシートを選ぶときは、必ず次の3点を確認してから買いましょう。

  1. Eマーク(自マークでも可)
  2. R44かR129(i-Size)
  3. チャイルドシートアセスメント

R44よりR129のほうが値段が高いですが、その分安全性も高く設定されています。

「そうは言っても、種類が多いし選べない…」そんな人に代わって、チャイルドシート48種類から厳選しました!

↓0歳におすすめのチャイルドシートまとめ記事はこちら

↓1歳以降におすすめのチャイルドシートまとめ記事はこちら

↓3歳以降におすすめ、全メーカーのジュニアシートまとめ記事はこちら

ぜひ参考にしてください。


参考サイト:国土交通省独立行政法人自動車事故対策機構コンビHPアップリカHP

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