「モルタルとかコンクリートってどうやって使ったらいいかわからないしなんだか難しそう。(そもそも違いもわからない)」
わたしもそう思ってましたが、思っていたより簡単にできました。
一緒に「初モルタル」しませんか?
自分のイメージする頑丈な花壇が作れて楽しいですよ♪
モルタルで花壇を作る際のメリット・デメリット
メリットは
- モルタルで作った花壇からは土が逃げていかない
- なんといっても頑丈!
- 左官仕事にロマンを感じる
デメリットとしては
- レンガを置くだけのものに比べて手間がかかる
- 花壇の場所は気軽に動かせない
があります。今後もずっと花壇として使いたいのか、気軽に変えていきたいのかで決めるといいですね。
モルタル=セメント+砂+水
コンクリート=セメント+砂+砂利+水
「混ぜるの面倒だわ…」という場合は、水を入れて混ぜるだけでできるモルタルもあるので使うと便利かと思います。
↓のほうが割高ですが、使う量が少ない場合はおすすめです。
必要な道具
- セメント1/2袋
- 砂2袋
- 砕石2袋(砂利と比べて角ばってるので押し固めやすく、基礎に使います)
- 目地コテ
- トロ舟
(モルタルを練るバケツ、練れたらなんでもいいです)
- スコップ・シャベル
- 水平器
- ゴムハンマー
(レンガ叩いて調整する)
- 水糸
- ゴム手袋
- レンガ(今回は19個使いました!ハンズマン産)
レンガを置く基礎の作り方(場所決め~砕石まで)
↑のように掘りこんで作っていきます。
花壇(畑)を作りたい場所を決める
作りたい場所を決めます。
このとき季節や時間帯によって日当たりが変わってくるので、庭をよく見て決めました。
作る場所に目印(水糸)をたてる
プロの大工さんが使ってるイメージの黄色の糸。
たまたまあったので使いましたがこれがとても便利!
- 芝生をはぐ場所の目印になる
- 糸に沿ってレンガを置いたら曲がらない
- なんかプロっぽい←モチベーションに◎
わたしは素人なので芝生を剥ぐときは割りばしで、砕石を敷いてからは園芸で使う緑の棒(支柱というらしいです)で糸を張りました。
100mで100円くらいなので1つ買っておくと重宝します。
芝生をスコップで剥いでいく
これが今回の作業で1番の力仕事です。土のついた芝生はとっても重い!とにかく重い!
この1切れで10~20キロくらいあります。
コツとしては、あまり大きく取ろうとせず小さめに掘り進めていくのがいいと思います。
この写真のサイズだと腰がやられます(汗)

あと剥いだ芝生からは思ってる以上に土が落ちます。
芝生の上にそのまま置くとあとから土をのけるのがとても大変なので、レジャーシートなどを敷いて土が落ちない工夫が必要です。
レンガを置く場所を掘りこむ
レンガを置いていく予定の場所を掘っていきます。
幅はレンガの倍(20cm)くらいにしました。
5cmくらい掘っていくと固い地盤が出てきました。
この掘った場所に石を敷き詰めていきます。
砕石を広めに敷く&叩いて固める
掘った場所に砕石を敷きます。砕石はあとからモルタルで固めることになるので、幅はレンガの倍(土を掘った幅分)にしました。
砕石はまくだけだと動いてしますので、レンガやブロックで叩いて固めます。
ここが花壇の基礎になるので、しっかりがんばりました。
ここまでできたら、レンガを実際に置いてみて花壇の大きさを調整します。
水糸もレンガの上下の高さに張りなおすと、縦と横に目印ができるのでレンガをきれいに置くときに役立ちます。
レンガは水に沈めておく&砕石に水をまく
乾いたレンガにモルタルを乗せると、一瞬でモルタルが乾いてしまい剥がれてしまいます。
水に沈めておきましょう。
同じ理由で砕石にも水をまいておきます。
モルタルの作り方と塗り方
大きい入れもの(トロ舟)に材料を入れて混ぜる
今回はセメントの袋に書いてあったとおりに、セメント1:砂4くらいで作っていきます。
目分量でテキトーに入れましたが問題なかったです。
水を入れる前にセメントと砂を混ぜておくと楽にまぜまぜできます。
↓40Lのトロ舟を買いました、素人DIYには使いやすいサイズ感でおすすめです
水を慎重に入れて垂れない固さにする
水を少しずつ入れて、いい感じの固さになるまで混ぜていきます。
わたしは大雑把な性格なので一気に水を入れすぎてしまい、ポタージュのようなモルタルになりました。
急にトロトロになるので気をつけてください。
↑トロトロすぎて水分を飛ばしているモルタル
砕石の上に乗せてレンガを重ねる
レンガの重さでモルタルがつぶれてしまうので、基礎に使うモルタルは少し固めがいいです。
はじめは勝手がわからずポタージュ状のモルタルを使ったところ、モルタルが流れ出してしまいお手上げでした。
水平器とトンカチを使って真っすぐに整える
100均の水平器を使いました。
横と縦と水平を確認して、傾いていればトンカチで叩いて整えます。
↑の気泡の状態だとレンガの手前が少し高いので、トンカチで水平になるように叩きます。
レンガとレンガの間にモルタルを乗せてくっつける
レンガとレンガをくっつけるモルタルは、基礎に使ったときより柔らかめで大丈夫です。
モルタルは多めに乗せてはみ出した分をふき取るほうが、足りなくて足すよりきれいに仕上がります。
レンガのすき間をコテや指で伸ばす
もれ出たモルタルを伸ばします。
道具を使うよりも指で伸ばしたほうが素人にはやりやすかったです。
手が荒れるので必ずゴム手袋をしておきましょう。
↓今回だけなら最安値の目地コテでOK
↓今後もモルタル作業をするならこの3本あると安心
作業の途中は離れて見てみる
水糸で真っすぐになるようにはしていますが、ときどき遠目でななめになっていないかなど確認します。
水で濡らしたタオルでふき取る
はみ出たモルタルをそのままにしているとレンガに固まってしまって見映えが悪いので、固まってしまう前にふき取ります。
完成
1日たって乾いたらできあがり。
今回の反省点
芝生と花壇の境界を砂で埋めたが…
↓駐車場の目地に埋まってた固まる砂。掘り起こしていらなくなったので埋めました。
園芸には使えないらしい砂ですが、芝生の生命力ってすごいのでとりあえず。
わたしは面倒だったので埋めましたが、埋めずに基礎のモルタル用に枠を作るとプロっぽい&見映えがいいと思います!
このさき変化があれば追記します。
’22.5追記:レンガと芝生の境目はモルタルで埋めたほうがいい
1~2年経過。芝の生命力をなめてた!すごい盛り上がってる!!
芝刈り機をかけてるんですが、タイヤ分刈り残しが生まれます。砂で埋めずにモルタルで埋めるべきでした…際刈りめんどい。
芝刈りのことまで考えて埋めるべきでした。
そのうち砂を除去して埋めたいなぁ。その際はまたリンク貼ります。
最後に|コツは一気に完成を目指さないこと!
はじめて左官仕事をすると、慣れない道具に慣れない作業ですごく疲れます!プロの職人のかたは本当にすごい!
今回は芝を剥ぐのに2日間、モルタル作業は2日間かけて行いました。
自分が思っていた以上に簡単に、愛着いっぱいの花壇ができてハッピーです!
↓駐車場の隙間も埋めてみませんか?
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