「手順をわかりやすく知りたい」
子どもがチャイルドシートで寝ると、前のめりになって心配ですよね。
ここでは以下3つの前のめり対策を紹介します。
作るのが面倒な場合は、>>チャイルドシートの首カックン防止!ネックピロー&ヘッドサポートおすすめ6選を参考にしてくださいね。
タオルを使った前のめり対策で注意すること
タオルで前のめり対策ができれば、汚れてもすぐに洗える&買う必要がないので便利ですよね。
この記事では子どもの年齢ごとに3種類の前のめり対策を紹介しますが、年齢や使い方を間違えると危険です。
以下の注意点2つをしっかり確認して、前のめり対策をしてくださいね。
乳幼児は窒息に注意
頭の周りにタオルを置く方法がありますが、乳幼児には注意が必要です。
赤ちゃんや小さい子どもは口や鼻が塞がると、自分で取ることができずに息ができなくなります。
タオルで対策する場合は子どもの顔にかからないように気をつけ、そばで見守りながら使用しましょう。
ジュニアシートはサブマリン現象に注意
前のめり対策には、お尻の後ろにタオルを入れる(お尻が前に出て姿勢が緩やかになる)方法があります。
便利な方法ですが、事故のときに発生する2つのリスクを知っておきましょう。
- チャイルドシート:座席とすき間があいて投げ出される
- ジュニアシート:首が締まる、内臓損傷、サブマリン現象
急ブレーキや事故の衝撃でシートベルトからすり抜けてしまい、足元の空間にもぐり込んでしまう現象のこと。メーカーが指定する角度以上にリクライニングしないことが重要。
「姿勢を寝かせるため」だけにタオルをたくさん入れると危険なため、注意してください。
次は、タオルを使った安全な前のめり対策を3つ紹介します。
タオルを使ったチャイルドシートで寝る子の前のめり対策のやり方
タオルでできる前のめり対策には、以下の3つの方法があります。
子どもの年齢や相性に合わせて選んでくださいね。
新生児OK:首の後ろにタオルを入れる
新生児でも使える、首の後ろにタオルを入れる方法を紹介します。
1ステップででき、一番簡単な前のめり対策です。
必要なもの
- フェイスタオルorハンカチ:1枚
手順
四つ折りのフェイスタオルを丸めます。
チャイルドシートに座る子どもの首の後ろに、丸めたタオルを入れましょう。完成です。
前のめり対策の効果
首の後ろにタオルを入れることで、頭を後ろに傾けやすくなります。
チャイルドシートでの前のめりを完全に防ぐことはできませんが、頭の重さをチャイルドシートに預けられるので首カックンの頻度を減らせます。
子どもに聞くと「タオルがあるほうが首がラク」とのこと、簡単に試せておすすめです。
次は乳児の場合。
生後12~15か月の乳児はチャイルドシートを後ろ向きで使う&ヘッドサポートがあるため、本来は前のめり対策は必要ありません。
でも、しっかりチャイルドシートを設置しても赤ちゃんの体が前に折りたたまれる場合には、小さなハンカチで試してみてください。
次は、首の前をタオルで包んで支える方法です。
首すわり以降:首の前をタオルで包む
首すわり以降に使える、首の前をタオルで包んで支える方法を紹介します。
2ステップででき、子どもが寝た後にできる前のめり対策です。
必要なもの
- バスタオルorフェイスタオル
- 髪ゴム:2個
手順
タオルをいい感じに丸めます。
首に巻いて使うので、首を包めるくらいの幅を作りましょう。
丸めたタオルの両端を髪ゴムで結んで、完成です。
前のめり対策の効果
子どもが寝て前のめりになりはじめたら、首の前をタオルで包みます。
子どもの眠りが浅いとモゾモゾ動き外れやすいですが、熟睡するとしっかりと支えてくれますよ。
タオルは厚みや形を調整できるので、子どもに合ったネックピローが作れておすすめです。
次は、タオルでヘッドサポートを作る方法です。
2歳以降:ヘッドサポートをタオルで手作りする
2歳以降から使える、フェイスタオルでヘッドサポートを作る方法を紹介します。
今まで紹介した2つの前のめり対策と比べると手間がかかりますが、首カックン防御力はナンバーワンです。
必要なもの
- フェイスタオル:2枚
- ビニール紐
- 髪ゴム:1個
手順
まずはヘッドサポート部分を作ります。
フェイスタオル1枚を、長いほうを持ち四つ折りにします。
四つ折りにしたタオルをチャイルドシートの頭部に置き、ビニール紐で2か所を結びます。
肩ベルトを通す穴と上部を2周して固定し、ヘッドサポート部分が完成。
次はネックサポートです。
2枚目のフェイスタオルを、肩ベルトを通す穴の幅に折ります。
わたしはフェイスタオルを二つ折り→三つ折りにしました。
折ったフェイスタオルにビニール紐を置き、巻き込んで丸めます。
ビニール紐はチャイルドシートの肩ベルト穴(ヘッドサポートに使った穴と同じ)に通し、結びます。
ヘッドサポートとネックサポートが完成しました。
使うときはヘッドサポートのタオルを子どもの額に巻き、髪ゴムで結びます。
前のめり対策の効果
実際に長距離ドライブで、手作りヘッドサポートを試しました。
子どもがジュニアシート上で熟睡しても、しっかりと頭をサポートしてくれています。
タオルで頭を固定するので、子どもも前のめりにならずに寝られます。
首カックンで目が覚めることもなく、目的地についても機嫌よく過ごせましたよ♪
「そうは言っても運転しなきゃいけないから難しいよ」という場合は↓のNapUpうたたねサポートがおすすめ!
ずっとタオルでがんばってきましたが、使うたびに「もっと早く買っておけばよかった」と感じています。
ヨーロッパとアメリカの安全基準を満たしており、安心して使えますよ。
実際に使ってみたレビュー記事はこちら>>「日本育児 NapUpうたたねサポート レビュー」自転車もおすすめ前のめり対策
チャイルドシートで寝るとなぜ前のめりになるのか?
そもそも前のめりとは、眠ってしまったときに頭の重みで体全体が傾き、前に倒れてしまう現象のことです。首カックンに似ていますね。
でもなぜチャイルドシートで寝ると前のめりになるのか?
理由は以下の4つです。
子どもの頭が重いため
子どもは身長が低く、頭の割合が大きいです。
チャイルドシートで寝ると首の力が抜けて重い頭を支えられず、前のめりの姿勢になります。首への負担が心配ですね。
首を安定させる機能がチャイルドシートにないため
子どもを安全に固定し、事故の衝撃から守るチャイルドシート。
ヘッドサポートがついたチャイルドシートもありますが、頭の左右を支えるだけで前のめりになる頭を安定させる機能はありません。
背面をリクライニングすると寝やすいですが、メーカーが指定する傾き以上に倒すと危険です。
足置きがなく姿勢が安定しないため
座席を子どもに蹴られることはないですか?
足がブラブラしているとチャイルドシートに座るのがきつくなり、前の座席を蹴ったりモゾモゾ動いたりして姿勢が崩れます。
姿勢が安定しないと頭も安定せず、無理な体勢になりやすいです。
足置きDIYについては>>チャイルドシートの足置きを手作り!牛乳パックで簡単な踏み台の作り方記事をどうぞ。
急ブレーキで頭が前に傾くため
気をつけて運転していても発生する急ブレーキ。
頭が固定されていないため、首カックンや前のめりになりやすいです。
タオルで前のめり対策をすると、子どもが寝ても安心して運転に集中できますよ。
とはいっても、タオルでは市販の首カックン防止グッズの使いやすさに勝てません。
何度も使うものだからこそ、専用品のほうがおすすめです!
チャイルドシートで使える前のめり対策グッズおすすめ6選
上記で紹介したNapUpうたたねサポート以外にも、前のめり対策グッズはたくさんあります。
新生児から使えるものから、ジュニアシートや自転車で使えるものまで!
子どもの年齢やネックピローの形で比較しました。
前のめり対策グッズで、子どもを首カックンから守りましょう↓
>>チャイルドシートの首カックン防止!ネックピロー&ヘッドサポート徹底比較
最後に|チャイルドシートで寝てもタオルで前のめり対策できる!
今回紹介したタオルで前のめり対策3つは、チャイルドシートでもジュニアシートでも実践できます。
ただしチャイルドシートが手狭になっていると、子どもの頭が安定しなかったり、チャイルドシートから頭が出てしまったりと危険です。
買いかえを考えている場合は、下記の記事をぜひ参考にしてくださいね。
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