持ち家派か賃貸派か・・・どちらにもメリット、デメリットがあり悩ましい問題です。
私はずっと賃貸派として生きてきましたが、たったの1か月で中古住宅を契約することになりました。
買うことになった今も不思議でしかたないです。
ここでは「なぜ中古住宅を買うことになったか」について、心境の変化をまじえ正直に書き、同じように迷っている人の役に立てればと思います。
あなたは持ち家派?賃貸派?
私は「将来的には持ち家を持ってもいいかも」派でした
私はずっと賃貸派として生きてきました。理由は2つあります。
まず理由の1つに、自宅の責任をすべて自分で負わないといけないのが怖かったからです。
地震、水害、シロアリ、隣人トラブル・・・賃貸だったら逃げられるけど家持ちだったらそれは無理。
なにかしらの災害にあったときに、建て直せるだけの資金や見通しができるまでは、戸建ては考えられないなぁというのが正直な気持ちでした。
2つ目は土地の値段です。
少子高齢化で空き家はどんどん増えてきており、都市部を除いて必ず地価は下がってくるはずだと考えていたからです。
土地の値段が高い今は買うメリットを感じませんでした。
なので正確には「賃貸派だけど今家を持つべきではないが、土地の値段が下がってきたら買ってもいいかも」のスタンスでした。
子どもが走り回るようになり、持ち家を考えるように
「今買う必要はないから10年20年くらいしたら買おっかなー」くらいに考えていた私ですが、目をそらせない問題が出てきました。
階下への騒音問題です。
わが家はふつうの鉄コンアパートに住んでいます。
大人2人+赤ちゃんだけで暮らしていたときは気づきませんでしたが、子ども(2歳)ってめっちゃ走り回るやん・・・!!
↓ジョイントマットを敷いているところは飛んでも跳ねても大丈夫だけど、無防備なフローリングのところが本当にヒドイ!
子育て世帯が家を買う理由がよくわかりました。
手狭になるってだけではないんですね。
新築の注文住宅について考えること
日本では家=新築のイメージが強い
日本人は基本的に新築信仰が強いと思います。
築年数がたつと家の価値は下がりつづけ、20年経つころにはほぼゼロになると言われたり言われなかったり。
でもアメリカとかだと、築年数がたっている住宅というのはものによっては新築以上の値段で売買されたりしています。
なぜかというと、古い家というのはそれだけ手をかけて補修・補強してあり価値が高いという判断をされるそうです。
日本人はものを大切にするというイメージが強いのに、家に関しては逆だというのが興味深いですね。
新築メーカーの営業さんのひと言で新築建てたくないモードに
とはいっても新築ってやっぱりいいですよ。
1回だけ付き合いで注文住宅展示場に行かなくちゃいけなくて半分冷やかしで行きましたが、めっちゃきれいでテンション上がりましたもん!
でもそこの営業さんが言ったんですよ「ネジの1本から選べますよ♪」と。
もうですね、震え上がりましたよね(笑)。
そりゃあネジの1本までこだわりたい方にはバッチリですよ、やったぜ!ですよ。
でもこちとりゃ結婚式の準備でもヘトヘトになり、もう2度と結婚式の準備だけはしたくないと思った人種。
結婚式であれだけ大変だったのに、家を建てるとなるとどんな目に合うんだ・・・(大変さは10倍か?20倍か?もっとなの?)
結局とくに家にこだわりのない私たちにはマイナスにしかなりませんでした。
住宅情報を見て土地・家の相場を学ぶ
売り地の情報をネットで見て回る
新築の注文住宅については気が進みませんでしたが、目を背けるわけにはいかないので勉強をはじめました。
1番簡単なのはSUUMOなどの住宅情報を見ることだと思います。
自分が気になる地域を入力し、ひたすら見てみます。そうすると、
- 動き(人気)のある土地
- 土地のある程度の相場
がわかってきます。
でも土地だけ見てるのも飽きるのですぐにやめ、家も見れる中古住宅を見ることにしました。
古い中古住宅を買ってリノベーションしたらいいんじゃ?と思うが・・・
中古住宅を見て回るのは思ってる以上に楽しい作業でした。
お金も払わず手間もかからず、だれかが一生懸命に考えた家を見て回れる!楽しい!
見てると築浅の物件から築何十年の物件までいろいろとあり、古い住宅は土地の値段だけというものが多かったんです。
そりゃ考えますよね、「リノベーションしたらコスパ最高なんじゃ」って。
中にはリノベーションがすでにすんでいて、見た目はピカピカの新築同然!
なのに相場の半額くらい!夢が広がりました。
しかし、築年数のたった住宅には断熱性が悪いという問題があることを知りました。
本気でがっつり断熱材も入れてリノベーションするならいいと思いますが、そこまでのやる気はなかったので「土地と家を学ぶ」ためにSUUMOを見つづけていました。
運命の中古住宅との出会い
見つけたのは築6年の築浅の中古住宅
2週間ほど見ていると、ある物件が新着であがっていました。
価格は予算の範囲内、間取りも新しそうで掲載されている写真もいい感じ。
直感で「この家に住みたいな」と思ったのを覚えています。
でもたったの5、6年で手放すくらいだからなにか問題があるはずと思い、
- ハザードマップ
- 都市計画書
- グーグルストリートビュー
で調べに調べましたが、とくに問題はなさそう。
心がとても揺れて落ちつかなかったです。
一生に1度の買いもの、失敗したくないので知識武装する
とても気になる物件でしたが、わたしは家のこと、ましてや中古物件についての知識なんてゼロのド素人。
不動産会社によるとは思いますが、当時のわたしは不動産の営業=ぼったくってなんぼの悪徳業者だと思っていたので(すみません)最低限の知識は身につけて戦おう(資料請求をしよう)と考えました。
今あらためて思いますが、知識はちからです。
武装してから戦いにのぞみましょう。だれかの役に立て・・・!
資料請求したらすぐに電話がきたよ
SUUMOではじめて資料請求をしました。
ネットで調べてみると「すぐに電話営業がくるよ」と書いていたので怯えながらボタンをぽちりました。
5分で担当の方から電話がきましたね!早い!
「どーも。すぐに買いたいってわけではないんですが(むだな予防線)、気になってしまって。」
「そうなんですね。一度見学されますか?資料をお送りするだけでもよろしいですが・・・」
「見たいです!」
といったやり取りで決まりました。
「でも子どもがいて車の運転ができないんです…」と伝えると、こころよく営業さんの車に乗せてくれました。
どこのご家庭も奥さんが家の見学に行くことが多いらしく、よくあることだそうです。
わたしも不安でしたが、言ってみるとよくしてもらえましたよ!
気になったら申し込みはすぐにするべし!
はじめての見学でしたが、これがとてもいい物件でした。
え、こんなにいいの!?ってびっくり。
営業さんもグイグイ系ではなく誠実な方でしたが、中古とはいえ数千万円の買い物に即決はできませんでした。
「買いたくなったらすぐに電話ください!」と言ってもらい、少し考えてから電話・購入申込書に記入(サインと判子だけ)して申し込みとなりました。
しかしその数時間後には別の方からの申し込みが入り、ギリギリ1番手(今回では交渉できる順番のことです)で申し込むことができました。
不動産って怖い。
今回学んだのは、気になる物件があればすぐに申し込みをするべきということです。
もしかしたら不動産屋によって違うかもしれませんが、申し込みの段階であればキャンセル料金はかからず、電話1本でキャンセルOKとのことでした。
ここまででネット上で家を見始めて3週間でした。
このあと「ホームインスペクション」という住宅診断を行い、契約にいたった感じです。
最後に|不動産は水もの、気になったら見に行こう!
わたしの怒涛の1か月間について書かせていただきました。
今回わたしが自分の判断に自信を持ち、話を進めていけたのは(夫が家を見たのは引っ越し当日 笑)必要な情報と知識を身につけて家を見ることができたからです。
不動産と聞くと不安な気持ちにもなりますが(めっちゃなりました)、取って食われるわけではありません。
まずは最低限の知識をつけて第一歩を踏み出してみましょう!
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